風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『イニシエーション・ラブ』

イメージ 1

バブル最盛期、就職活動中の大学生・鈴木と繭と運命的な出会いを果たすが・・・。
ここには秘められた秘密があったのだ!!!
第40回報知映画賞(2015年)
監督賞(堤幸彦) 受賞作品。

先に原作を読んでオチは知ってるもののー。
ここに書いてる映像化どうすんの?ってのを見事にやってる。
イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)』 乾 くるみ
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/63628794.html

なるほど!これだけでも観る価値はある。
そして気になってたラスト5分で原作とは違うシーンへ
面白いなぁ
読んだ人も楽しめるような工夫に加え
実際の80年代音楽や伏線の発掘といい
観てからまた観たくなるってキャッチコピーも頷ける。

このイニシエーション(通過儀礼)は考えたら
学生から社会人への
恋人から夫婦への
人としての困難人生の選択への通過儀礼なんだなぁ
※ここからはネタバレなので観たい人は読まない方がいいです。


ってことで二股って、
内緒ですが自分もあるんですよね。
そして逆にされたこともある。

この映画のように同じ時期に青春を過ごした自分は

場面のファッションや小物、音楽や時代の空気に共感したけど
何たってこの二股ってのにもドッキリするな。

可愛い妹みたいな女の子としっとり大人の魅力の女性

選び難いですが・・

私は結局どちらとも別れましたね。
人生それぞれにいろんなドラマがあるけど
通過儀礼なのかな。

映画の中で脇役の同僚や合コンメンバーも
いろいろとその後まで考えると
当人ににとってはかなりドラスティックなんですよね。

このカラクリを客観的に時系列を遡り
ラストでフラッシュで流れるシーンがあるけど

こんな映画ならではの試みで面白いよね。

この映画観た後。
人生って辛いことも楽しい思い出に変わることがあるんだって心から思う。