風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ヘルタースケルター』

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手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した岡崎京子のコミックを
蜷川実花監督、沢尻エリカ主演で実写化。
全身整形によって手に入れた美貌で芸能界での栄光と転落。

話題になる要素一杯のウケるであろうキャスティングにストーリーだよなぁ~
あまりにもリリコ役の沢尻エリカのイメージとダブり
“エリカ様”の話じゃないか?って思わせる所がさすがだな

しかしながら、満足感がないのはなぜなんだろう?
競演も大森南朋寺島しのぶ桃井かおりらの個性豊で名優揃い。
話も話題に事欠かないし
映像も蜷川実花監督らしいビビッドな色彩
リリコの部屋のなんてアートの域だったもんなぁー

やっぱ、今強引に理由を引き出すと・・
予想された展開と絵、役者もあまりにも枠に嵌ってて
ストーリーは破綻と崩壊するさまなのに
今一歩ハジケタものがなく
ヘルタースケルターの意味である”しっちゃかめっちゃか”になってないんからかもね。


しかし沢尻エリカの魔性で危さはリアルすぎて大丈夫なのか?気になるな・・。
それぐらい名優ってことだな。