
「観客がゴッホの瞳になって世界を見る」ような独特の映像。
彼が見ていた圧倒的に美しい「黄色の世界」をリアルに追体験させてくれる
天才画家ファン・ゴッホの、南仏アルルでの葛藤と最期の日々を描いた伝記映画。
第75回 ベネチア国際映画祭(2018年)
ボルピ杯(最優秀男優賞): ウィレム・デフォー
ゴッホは、生前ほとんど評価されることなく
生活は貧しく、人々から理解されることも少なかった。
それでも彼は描き続けます。
自分が見た世界の美しさを残すために。
映画の映像は、まるでゴッホの絵画の中に入り込んだようでした。
風に揺れる草原や黄金色に輝く麦畑。
青く広がる空。
人には理解されなくても、風や光や大地は彼を受け入れてくれる。
時代を超えて人の心に届くのは、その証。
人生は結果だけでは測れません。
理解されない時間も、報われない努力も、決して無駄ではない。
いつか誰かの心を照らす光になることもある。
ゴッホは世界を変えようとしたのではありません。
ただ、自分が見た美しさを信じ続けたのだ。