風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『十一人の賊軍』

戊辰戦争下、奥羽越列藩同盟を裏切った新発田藩
政治的な思惑で動く上層部に対し、決死隊は命を懸けて砦を守る。
 
白石和彌監督による迫力満点のアクションシーンは圧巻。
 
しかし、この物語の真髄は、命がけで戦う兵士たちが
日和見主義のトップや損得勘定で動く家老たちに裏切られ
歴史の闇に消えていくその「やりきれなさ」にある。
それは、現代の企業社会や歴史の変遷にも通じる普遍的なテーマ。
 
報われない命の重みが描かれる中
仲野太賀演じる鷲尾兵士郎の生き様が際立つ。
損得を超えた彼の「粋」な姿は、まさに武士の魂そのもの。