
米軍統治下の沖縄。米軍基地を襲撃して物資を奪い、困窮する住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。
そんな戦果アギヤーのカリスマだったひとりが消息を絶ってしまう。
それを背負い、痕跡を追うも・・・。
第160回直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化。
戦後沖縄の欠乏。
それは尊厳だ。
自分たちの土地でありながら、自分たちのものではないという感覚。
誰かに支配され、管理され、利用される日常。
自由への飢え。
人間は希望なしには生きられない。
だが希望は与えられるものではない。
自分で見つけるしかない。
あるいは奪い返すしかない。
『宝島』の登場人物たちは、それぞれの方法で失われたものを追い続ける。
自由や尊厳、友情や故郷。
そして未来への希望。
人が生きるために何を必要とするのかを描く。