風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『怖い絵』 中野京子

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写真とは違い絵画には書く時間経過と共に
人の思いが塗り込められて行く・・
キャンパーの先輩が昔言ってましたが
山の中に一人で篭る中でも
一番怖いのは人間だと言ってました。
人間の持つ怖さとは何か・・
悪意だったり
醜い人間性を垣間見た瞬間だったり
込められた怨念も怖いよなぁ・・
名画に込められた思いを知ると
怖さが身に沁みました・・
ここに上げられた絵画は20点あり紹介すると・・
.疋「エトワール、または舞台の踊り子」
▲謄ントレット「受胎告知」
ムンク「思春期」
ぅノップフ「見捨てられた街」
ゥ屮蹈鵐張ーノ「愛の寓意」
Ε屮螢紂璽殴襦峭兵鸞罎両紊里ささぎ」
Д襯疋鵝屮ュクロプス」
┘椒奪謄チェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
ホルバイン「ヘンリー8世像」
ベーコン「ベラスケス<教皇インノケンティウス10世像>による習作」
ホガース「グラハム家の子どもたち」
ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」
グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」
哀献腑襯献隋璽諭嶇掲未両啻釗
吋譟璽團鵝屮ぅ錺麝訥襪箸修梁子」
殴灰譽奪献隋屮ニュメデスの誘拐」
灰献Д螢魁次屮瓮妊紂璽更罎糧機
乾蕁Ε肇ァ璽襦屬いさま師」
それぞれの書かれた時代背景からの絶対的な格差
絵にまつわる神話・秘話のグロさ
作者の生い立ちが重なり
一枚の絵が大河ドラマにも思える重さがあります。
本文にもありましたが
フランダースの犬」の中で主人公のネロが
ルーベンスの「キリストの昇架」を見て
「神様もうぼくは死んでもいい」と言う場面のように
絵には深い満足と大きな意味が絵には存在するものですよね。
やっぱり怖い絵を描き残された暗黒の歴史に恐怖します。
人間は何よりも怖いものだ。