風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『バッテリー』

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孤高のピッチャーとバッテリーを組んだキャッチャーの
少年ふたりの出会いを描く青春映画。

今はサッカーが大半でしょうけど
少年野球が全盛期だった私の育った頃
誰もが放課後に野球をしてたんじゃないかな?
遊びにしても本気にしても
その対象への思い入れが
人の心を豊かにして人の幅を広げるのは
誰しももが経験してるのだろうけど

野球にしてもそれぞれの野球への想い
台詞にあったけど
「お義父さん曰くさ、野球は、巧にとって孤独の証しなんだって。
親として辛かったな」
って主人公の親父さんが言う
それぞれの人生に重なる打ち込んでるスポーツ

私の中学時代を思い出すと
何とも面が痒いほろ苦いような照れくささってあるもんですよね。
部活は陸上してたんですけど
あのサボリまくった放課後練習コースを
今、自転車で久々に流したりすると
狭く感じるあの練習コースと
その頃の仲間との感情
あの頃の記憶を一気に噴出させるものですね

書いてて思い出したけど
部活だけじゃなくて
規則や教師、仲間への不満をこの物語でも
少年特有な複雑で繊細な心情を
うまく丁寧に描かれてるな

舞台は広島って設定で
風景は違うものの会話が広島弁
「そうじゃろう、そうじゃろう!」なんて親近感がわきますね。
すっかりと忘れてた少年時代
何か懐かしいような恥ずかしさを思い出すのも悪くないな^^;